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東日本大震災の記憶とお金の大切さ

東日本大震災の発生した2011年3月11日、私は東京のとある建物の約20階で働いていました。
「これだけ揺れたら建物が折れてしまうのでは…。」
そう思わせる強烈な揺れでした。
パソコンのディスプレイが机から落ち、自分のいる位置は7,8m程の広範囲を前後左右に移動していたと感じる程でした。
震源から遠いからなのか、建物の上層階だったからなのか、振動の幅は大きかったもののゆっくりと揺れていました。
机の下に入り込むなどという避難行動をしている人は誰もいませんでした。
折れるか折れないかの問題で、避難しても意味がないとしか思えなかったのですが、皆さんどう感じておられたのでしょうか。

そんな強烈な震災の直後、建物内の売店の在庫は空となりました。
どうやらそれは東京中で起こっていたようです。
電車も止まり、当日は徒歩で約20kmを帰宅しました。
電力不足による計画停電とその通勤への影響もあり、私は自転車で通勤し始めました。

気持ちがかなり揺らいでいました。
自分の身を守るためと商品を買い占める。
電力不足と言いながら電車は動いて、皆それを利用している。
しかし、あんなに大変な出来事があったのに、自分も何もできなく、悔しい。
ボランティアがかえって迷惑になってしまう事もあると聞くと、行動にも移しにくい。
そんな言い訳をしていいのだろうか、でも邪魔になるかもしれない、そんな自問自答する。
自分にできる事って何だろう?と考えながら20kmを往復しました。
私にできることは東京から募金をする位しかできないと感じました。
一気に大量の金額を投じるよりも、少しずつでもお札が募金箱にある状態の方が良いだろう。
しばらく毎日1000円の募金をしようと、ある出来事が起こるまで一日1000円の募金を始めました。

スーパーの募金箱に自分の食材よりも高い募金額を毎日投じていました。
募金箱にはそれなりに入っていましたが、中々自分以外に募金を入れている人を見かけませんでした。
出来るならば、余力があるのなら募金してもらいたいし、そういう姿を見たいと思うようになりました。

そんな孤独な活動を続けているとき、会社で募金をする事となります。
一人1000円程の募金ですが、やはりそれなりの人数がいるから金額もそれなりになります。
私は偶然にもその取りまとめをすることになりました。
私は100万円を募金することに決めました。
ちなみにそんなに裕福なわけではありません。
給与はそれなりに良かったと思いますが、奨学金を返済しながら働いていましたから。
ある意味見本となり、誰かそういうことができる人に続いてもらえたらという思いがありました。

このとき二つのどうでもいい思い出があります。
一つ目はATMでは一度に引き出せなかったことです。
今はどうなのでしょうか?
二つ目は引き出した100万円を束にすると厚さはやはり1cm位になりました。
中々そんな金額を手にすることは無かったので印象的でした。
というわけでこれはどうでもいい思い出です。

そんなわけで職場の募金を集め、かなりどっしりとした集金袋を上司に託しました。
何か言われるかもしれないとドキドキでしたが、いったん受け渡せたので安心しました。
しかし数日が経ってからだったと思いますが、上司から連絡がありました。
「すごい募金額だったけどちょっと話せないか?」
自分の思いを伝えさせてもらい、上司もしっかり聞いてくださいました。
しかし、「思いはわかったけど、やるなら個人でやって欲しい」という事で返されました。
加えてお金の大切さも諭されました。
当然お金の大切さなどわかっているつもりですが…。

しかし今になって改めて思うところもあります。
正直なところ現在は貯金を崩しながらの生活です。
開校から一年半で通ってくださった生徒様は9名ですからね。
新聞での折込広告を入れさせて頂いたり、あづま~るさんなどで宣伝頂いておりますが、平均すると2月に1人のご入塾、そんな状況です。
生徒様は周りの方に声をかけてくださることも多いようなのですが、「名前が怪しい」とか、「そんな安い塾あるわけない」と言われてしまうそうです。
ちゃんと調べてもらえたら塾や私の事をわかってもらえるはずだと思っていますし、わかってくれた方がいるから今も通ってくださっているのだと思います。
しかし、生徒様にそんな事を言われさせてしまうのは本当に悔しい…。
一緒に勉強できれば絶対に成績は上がると思っていますし、実績もあるわけですから、それをきちんと知って頂いて門前払いされないようになるまでは耐えなければなりません。
システムも自分の経験を活かした個人にしかできない魅力的な内容だと自信がありますが、改善すべき点を見つけて改善し続けるしかありません。
その時のお金が無ければ、こういう状況で続けられる期間が変わってきます。

一年半経って、開校当初の「努力が報われる世の中にしたい」という思いは変わりません。
この米沢の現状を見させてもらって「米沢のこの(特に教育が)ヤバイ現状を何とかしたい」という思いが加わっています。
子供の成長が地域によって差があるのはある程度仕方のない事かもしれませんが、出来る限り平等であってほしいと思っています。
前回のご家庭で簡単にできるとある指導方法でも「救いたい」と書きましたが、何とかしたいと本気で思っています。
しかし直ぐには変えられる話でも無く、また伝える手段もなく、少なくとも今の中学生や高校生はこの環境で育って進学したり就職したりしていかなければなりません…。
先のお金の話の問題もありますけど、現状を変えないといけないという思いで少し焦ってます…。

追記

お越しいただいた方は当塾についてよく調べて知ってくださった結果、口を揃えて「安過ぎる」とおっしゃっています。
開校し立ての割引価格のためもあり、そういう価格で設定しておりますのでそう感じて頂くのも当然だと思います。
成績向上の記録を公開したり、料金等を詳しく載せていても、中々ご認識頂けていない状況なんだなと痛感致します。
ただ、実は少しずつではありますが、店舗やホームページに足を運んでくださる方が増え、ご興味を持っていただけているのかなと思える事も事実です。
2018年の4月~8月頃までは毎月60~80名程の山形県在住の方がホームページを訪れ、400~500ページ程閲覧頂きました。
2018年の11月頃まで少しずつ増加して、160名程の山形県在住の方がホームページを訪れ、1100ページ程閲覧頂きました。
※これは補足ですが山形県に限定しないと100倍位人数の差があります。
約半年で倍程度に増えています。
目の前の生徒様と向き合う事に専念してきたことで生徒様の成績も平均して向上しています。
先日も内申点が向上した事を連絡してくださいました。
少しずつ状況が変わってきていると良いなと思います。

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