山形県ホームページに平成30年度入学者選抜情報が掲載されています。
※山形県ホームページのリンクはトップページのリンクのみのようなので、ご迷惑おかけできないのでリンクは貼りません。
平成30年度の募集要項が(随分前からですが)出ています。
知っておいていただけると有益な情報になりますのでご紹介させていただきます。
なお、平成30年だからと言って大きく変わったわけではなく、比率も昨年と変化ありません。
合否を決める採点方法
まず採点方法に関わる重要な資料が2つあります。
- 平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項
- 一般入学者選抜における調査書の評定と学力検査の成績の比率について
です。
それぞれ重要なポイントをご紹介していきます。
平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項
選抜は、調査書及び学力検査の成績等に基づき、各高等学校、学科等の特色に配慮しつつ、その教育を受けるに足る能力・適性等を判定して行う。
引用元:山形県ホームページ 平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項
考慮される要素は2つあります。
- 調査書
- 学力検査の成績
です。
当たり前と言えば当たり前です。
① 選抜は、学力の総合段階及び調査書中の記載事項を主な資料として行う。なお、高等学校長は、面接の結果及び自己申告書等に関する書類を選抜の資料に加えることができる。
引用元:山形県ホームページ 平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項
「学力の総合段階」は次のブロックで説明があり、そこで補足します。
とりあえず調査書の評定合計、学力検査の成績と思って良いでしょう。
調査著中の記載事項としては同資料に調査書の様式があるのでそちらをご参照頂くのが正確です。
抜粋すれば「総合的な学習の時間」「学校生活態度」「出欠」です。
評価する側の立場としては厳正、公平な評価をしたいものです。
数値以外の定性的な評価は公平性に多少欠けると私は思っています。
「出欠」以外は曖昧な定性的な評価ですので、基本的には参考情報程度ではないでしょうか。
著しく悪い場合に「むむむ」となるのではないかと推測しています。
③ 学力の総合段階の作成に当たっては、調査書中の第3学年の各教科の評定合計と学力検査の成績をそれぞれ500点満点に換算し、高等学校長が定めた調査書中の各教科の評定と学力検査の成績の比率に応じて算出した調査書点と学力検査点の和を合計得点とするものとし、その方法は次によるものとする。
引用元:山形県ホームページ 平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項
ここが最も重要な要素になるでしょう。
「調査書中の第3学年の各教科の評定合計」
「学力検査の成績をそれぞれ500点満点に換算」
詳しい計算は「一般入学者選抜における調査書の評定と学力検査の成績の比率について」で触れます。
ここで上げさせていただくポイントは、
「調査書中の第3学年の各教科の評定合計」
です。
なお、次の様に記載されます。
⑵ 第3学年の観点別学習状況の評価及び第3学年の各教科の評定は、平成29年12月末日現在までの成績を総合して行う。
① 教科の評定は、中学校指導要録に合わせて目標に準拠した評価によって行う。
② 第3学年の観点別学習状況については、Aの評価についてのみ○印を記入する。引用元:山形県ホームページ 平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項
つまり、3年生の1学期と2学期の成績が超重要という事です。
どれくらい重要かは後ほど述べますが、注意すべき点は1学期と2学期ということです。
12月以降どんなに頑張っても、この評定は覆せません。
そのため高校受験を意識する時期でも触れていました。
一般入学者選抜における調査書の評定と学力検査の成績の比率について
こちらをご覧いただきますと、「調査書の評定」と「学力検査の成績」の比率が記載されています。
上記平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項に従い、500点満点になります。
たとえばこれが3:7の場合、
調査書の評定:
学力検査の成績:
という事になります。
まず簡単な学力検査の成績についてです。
試験の結果をそのまま比率に換算すれば良いわけです。
基本的に学力検査は国社数理英の5教科100点ずつですから、上記の例で言えば1科目当たりも70点満点として計算されます。
次に調査書の評定についてです。
これは3年生の1学期と2学期の成績になるという事を「平成30年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項」の説明でしています。
国社数理英音美技体9科目を5段階評価です。
つまり45点満点で最低で9点です。
合計x点の内申点を500点満点に直す場合はです。
上記の3:7の例であれば150点満点に直せばよいのでです。
一度500点満点に直して150点満点にするでも良いですけどね。
点数配分
学力検査の1点が何点に換算され、調査書の評定1が何点に該当するのかの一覧表です。
特に見て頂きたいポイントは調査書1に該当する点数です。
調査書が1違った場合、学力試験でそれが何点に該当するか見れます。
もし調査書が5違うとすると3:7でも24点、4:6で37点、5:5で56点も多く得点しなければ追いつけません。
これは入学試験において合否を分ける点数と言えます。
比率 | 調査書の評定1 | 調査書満点 | 学力検査の1点 | 学力検査満点 | 調査書1に該当する点数 |
---|---|---|---|---|---|
3:7 | 3.33 | 150 | 0.7 | 350 | 4.76 |
4:6 | 4.44 | 200 | 0.6 | 300 | 7.41 |
5:5 | 5.55 | 250 | 0.5 | 250 | 11.11 |
終わりに
より早く対策を取られることが賢明かと存じます。
良き受験ライフになりますように!