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一を聞いて十を知る
ことわざにあるのは「一を聞いて十を知る」ですね。
ちょっと説明しただけで、その先の事まで理解できてしまうような、そんな賢く理解力があることのたとえですよね。
「一から十を作りだせる賢さ」という意味合いなので、言葉通りの意味とは少し異なっていると思います。
ただ、今回言いたい「一を聞いて一を知る」は言葉通りの意味で使っていきます。
一を聞いて一を知るだけでも立派
言われたことは理解できているという事ですね。
「一を聞いて一を知る」状態でも立派だと思います。
生きていると色々な物事を理解する必要がありますよね。
- 商品の説明
- 物語の主人公の気持ち
- ゲームの中の説明
正しくない可能性もあるかもしれませんが
「正しく理解しようとしているかどうか」
ってとても重要なことだと思うんです。
正しくなければ直ぐに矛盾に気が付くと思いますしね。
受け身の状態は注意したい
テレビ等で受け身の状態で頭を使わないと、どんどん情報だけが流れていきます。
思い返してみると何も記憶にないという状態になっているかもしれません。
そうでなくても、本当に伝えたかったことがまるで伝わっていないかもしれません。
物語の場面場面はわかるけど、結局どういう物語だったのかわからない場合は注意したいですね。
仕事で何かを教わるときも同じことが起きやすいと思います。
前提等を理解しないまま、口に出されたワードだけ覚えているとすると危険です。
やってはいけないことをやってしまい、怒鳴られるかもしれませんが、怒鳴られるだけならまだましですね。
これって勉強でも同じですよね。
先生がなんか言っている文字をノートに写しているだけとか。
学生の1時間というのはとても貴重な時間だと思うのですが、無駄に時間が過ぎてしまいます。
そうして過ぎていった時間を取り戻すのは、かなり難しくなります。
一刻も早く脱却しましょう。
これらの状態は「一を聞いて一も理解できていない」状況だと思います。
作業の状態も注意したい
ゲームって楽しめるようになっています。
それは自分が成長できるからです。
しかし、ゲームのルールがわかっていないと、悲劇です。
- 闇雲にレベルを上げて
- 一番高い装備ばかりを身に着けて
- 最強の技を使って敵を倒す
そんなゲームのどこに楽しさがあるのか、私には理解できない。
攻略本通りに進めるのも同じく、私にはその面白さが理解できません。
ただの作業にお金を払って時間を無駄にしている様にしか見えません。
例えば特殊な相性のいい効果を組み合わせて、相手の弱点を突くから楽しいんだと思います。
一を聞いて一位は知るために
「一は知りたい」と思わないと、流されて作業をしてしまうと思います。
まずはそこから改善することだと思います。
きっかけを作る
自分の言葉で言い換える
検証する
文章を目にしたときは、
「ん?これってどういう意味だろう?」
って、なんとなく意味の分かるものでも懐疑的に見てみると良いと思います。
「ん?これってどういう意味だろう?」
ときっかけを作ったら次に、自分の言葉で文章を言い換えてみましょう。
「○○という事かな?」
随分理解が深まると思います。
言い換えることができなければ、その前提となる知識を理解できていない可能性があります。
更に遡ってその前提となる知識の理解を深めましょう。
「○○という事かな?」
の次にその確からしさを検証しましょう。
中々すべて実験で試すわけにもいかないので、たぶん正解だろうという根拠があればいいと思います。
本当に検証できるものは検証してみると面白いと思います。
試してみましょう
適当に数学の教科書を開いてみました。
二次関数のページだったので、二次関数をwikipediaで見てみました。
「二次関数(にじかんすう、英: quadratic function)とは、次数が2の多項式によってあらわされる関数のことである。」
「ん?これってどういう意味だろう?」
「次数が2の多項式という事は、最大次数が2という事で、2次と1次と0次の単項式からなる多項式の事かな?」
「関数って言っているから、2次のの多項式があって、それで
が与えられているという事かな?」
「確かにって書いてあるし、そういう事か」
こんな感じですかね。
終わりに
一を聞いて一を知ることができれば十分だと思います。
一を聞いて一を理解できていない、もしくは理解できていないことに気が付いていないとしたら危険信号です。
自分が目にした物事を「正しく理解できているのかな?」と懐疑的になって確認してみると良いと思います。