関数f(x)の不定積分を行う問題です。
基本問題
次の不定積分を求めなさい。
(1)
(2)
解き方
何を微分したら被積分関数になるのか考えるとわかりやすいと思います。
とくに文字に着目し、ならが微分されているという点から攻めると良いでしょう。
また、不定積分は積分定数が必要になります。
定数を微分すると消えるので、どんな定数が付いていたのか、被積分関数には情報がありません。
(0かもしれないけど)定数があったはずだよという思いを込めて積分定数を忘れずに書きましょう。
解説
(1)
慣れてしまえば1オペなのですが、細かく見ていきましょう。
不定積分はばらすことができます。
ですね。
係数を積分の外に出すこともできます。
ですね。
ここで、
なので、
(は積分定数)
しかし毎回こんな感じでやってるとちょっと疲れますね。
はの項がありますからの項(と積分定数)が積分すると現れますね。
「を微分してになるためにはの係数は何かな?」
「だから2倍してになるから、だな」
で求めていくと良いです。
ととりあえずを書いて、その微分で3が出るから、で2をつけてあげるといいです。
後は同じ要領で残りも計算しましょう。
(2)
1つ1つ進めていきましょう。
だいぶスッキリしましたね。
終わりに
単純に積分するだけであれば、それほど難しい問題ではないと思います。
定積分や、面積を求める問題に続く基礎になります。
より正確に、より早く求めることができるよう、演習を積んでおけるといいですよ。