こんにちは。
今日は私の昔話を少しだけしたいと思います。
値があっていても不正解
私は小学生の頃から算数が好きでした。
恐らく小学5~6年生位の頃だったと思います。
三角形の面積を求める問題で、次の図の斜線部を求める問題がありました。
学校で教わった面積の求め方は、長さ2の辺を底辺と考えて、二つの三角形の面積を足します。
私は長さ5の辺と長さ2の辺を掛けて2で割ると面積になることを”見つけた”(当時は証明など知らなかった)ので、
式で書くとさほど変わりませんが、友達にもこのやり方を教えていたんですね。
で、テストでやり方が違うから友達含めみんな減点されてしまいました。
何故減点されたのか
テストが終わってから友達にも教えていたこともあって不服だった当時の私は先生に何故減点されているのか聞きました。
先生は正しい公式でないと、必ずしも正しい答えが導けるとは限らないこと等教えてくれました。
それは確かにとても大切なことです。
減点の理由のその先
更に、先生は私にそのことを教えてくれた後にも、先生なりに色々考えてくれたのでしょう。
「賢君の式はこう考えると確かに必ず成り立つね」
私の答案(というか私)の事を気にかけてくれていたこともうれしかったです。
また、その何かを見つけたという努力なのか功績なのかを認めてくれたこともうれしかったです。
そして、正しいかわからないことを証明するという事を教えてくださったことが、私が数学をより好きなものにしてくれたのかなと、今になって思ったりします。
知識よりも大切なものを色々教えてもらいました。
私もそうなりたいなと思います。