問題の狙いとそれに合った問題作り

良い問題を作るのって、難しいんですよね。
私も自分で問題を作っていて難しく感じます。

例えば英語で助動詞の「must」や、「have to」を使った義務を表す文があります。

You have to clean the room.
You must clean the room.

いずれも「あなたは部屋を掃除しなければなりません。」という意味になります。
次のような語数を指定した問題をたまに見かけます。

問.次の日本文を英文になおしなさい。
(1)あなたは部屋を掃除しなければなりません。(5語)

日本文を英文に直す問題であれば、5語でも6語でも表現する事ができれば良いと思います。
これは「must」を答えさせたいのでしょうが、それであれば、穴埋めにするべきではないでしょうか。

問.次の日本文にあう英文になるよう、適する語を埋めなさい。
(1)あなたは部屋を掃除しなければなりません。
You ( ) clean the room.

一方で「must not」と「do not have to」の違いを問う問題であれば、

問.次の日本文にあう英文になるよう、適する語を埋めなさい。
(1)あなたは部屋を掃除していはいけません。
You ( ) ( ) clean the room.

これはもう括弧の数や語数がヒントみたいなもので、問いたい知識を問う問題になっていません。
日本文を英文になおさせる問題が最も適切でしょう。

問.次の日本文を英文になおしなさい。
(1)あなたは部屋を掃除してはいけません。

問題の狙いが決まっていれば、自ずと適切な問題にはなると思います。
ですが、一個一個手作りする問題はミスが無いかチェックしたり大変です。
それが生徒様のためなので、苦でもないし、ただただやるだけなんですけどね。

しかし、中学校では「have to」を助動詞のごとく教えますよね。
また、理由の説明も無く「do not have to」は「しなくてもいい」、「must not」は「してはいけない」だと教えられますよね。
(説明がある場合もあるかもしれないけど、今のところ聞いたことが無い…)
自分で勉強し直してちゃんと意味を理解したらすっとわかるようになると思います。

You have to clean the room.
は、to不定詞を使った「部屋を掃除する事を持っている」的な義務ですよね。
You do not have to clean the room.
は、「部屋を掃除する事を持っていない」的な意味なので、「予定がない」「する必要がない」という文になります。
You must clean the room.
は、まさに「部屋を掃除する」に助動詞で義務を表す文にしているんですよね。
You must not clean the room.
は、「部屋を掃除しない」の義務だから「してはいけない」になるんですよね。

こういう理解をしたとき、もしかするとcanが少し難しく感じるかもしれません。
I can not fly.
「私は飛べません。」ですが、「私は飛ばないができる」だから「飛ばなくていい?」みたいな。
そもそも助動詞は空想の話をしているもので、can自体「実現可能性」の助動詞なので、「飛ばない」という可能性がある文なんですよね。
「私はきっと飛ばないだろう。」で「私は飛べません。」なので特に矛盾も無いんですけどね。
ちゃんと意味を理解しながら英語を学ぶ授業を特別授業として実施予定です。
みんながみんなこの理解の仕方が良いわけでは無いかもしれないけれと、こういう理解の方が良いという子向けです。

だいぶ話がそれてしまいました。
問題を作るのは難しいので、学校の先生の問題を見て、あまり文句を言わないであげてくださいね。
先生方はかなりハードな仕事をしながら、みんなのためを思って問題作ってくれているはずですから。
「先生も大変なんだな。私も頑張ろう!」位に思ってもらえるといいんじゃないかなと思います。
作る側は甘んじず、悪い問題には反省しながら、良い問題を作る努力をしないといけないですね。

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