数学の問題を解くうえで大切なことがあります。
「諦めないこと」
です。
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白紙はもったいない
問題を読んでよくわからず白紙で終えてしまう方を、(自分が学生の頃からを含め)沢山見てきました。
すごくもったいないです。
数学の問題は、問題文の情報を使って答えが出るように作られていて、手掛かりとなる情報が書いてあります。
問題文に答えが書いてあるといっても過言ではありません。
問題を解くうえで大切なこと(その2)でそのことをまとめています。
とにかく手を動かす
まずは問題文に書かれた情報からわかることをなんでもいいので書いていきましょう。
図示する
特に「図示」するとイメージしやすく、有効な手段です。
グラフや図形の概形を書く、文章のキーワードを書き抜いて関連図を書く、得た情報を自分の形で表すことです。
図示していった結果、答えが出ていたりします。
使えそうなものは使う
使えそうな公式があれば使ってみましょう。
「使えそうな公式」とは、問題文に書いてある情報が、式の中にいくつか出てくるような公式です。
例えば、「直角三角形」の「2辺の長さ」が与えられていれば、「三平方の定理」で残りの辺の長さを導きます。
そのためには、問題に取り掛かる前に、知識を正しく理解しておく必要がありますね。
時間には気を付ける
諦めないで一つの問題に集中したばかりに、残りの答えを導けた問題に取り組めなかったらより大きな失点となります。
手を動かしてみてすぐに答えが出そうになければ、もう一度戻ってくることは諦めるとは言わないでしょう。
時間配分は試験で実力を発揮するための重要な技術ですから、そういった取り組み方も挑戦してみてください。
問題に向かう姿勢
これらは「問題」に臨む「姿勢」です。
何かしらの形になって帰ってくる
その問題に向かう姿勢が採点者の元に届くと、きっと部分点として評価してくれると思います。
私は諦めずに問題に向かった時間はいつか報われると信じています。
部分点にならなくても、むしろ、諦めずに調べた公式、諦めずに考えた思考、そういったものは強く記憶に残りますから。
問題を蔑ろにしてほしくない
問題を大切に扱ってもらいたいという思いもあります。
数学の問題も大学入試までの問題であればある程度バリエーションには限りがあります。
一問一問と真摯に向き合ってきた方であれば、過去に出会った問題と似ていることに気が付けます。
無駄にしてほしくない
学生のみなさん頑張って勉強してこられています。
試験中に問題を解きたくなくて解かない人はあまりいないでしょう。
せっかく勉強してきたことが問題に出ているわけですし、せっかく問題と出会って問題文を読んだのですから、わかることはなんでも書いてみて欲しいです。
また、試験の時間も貴重な勉強時間です。
貴重な時間は有効に活用できるように、わからない問題があっても考え続けるようにしましょう。