こんにちは。
私は学生時代からそこそこアルバイトをしていました。
そのあたりの経験から得られる教訓のような話を少しご紹介したいと思います。
アルバイト
飲食店の厨房
一番過酷でした。
そして時給も低い。
幸い一緒に働く方は優しい方ばかりでした。
それ故思い出にもなっています。
お客様からのオーダーをハンディに入力すると厨房に伝達されます。
それが感熱紙（レシート）に印字されて調理に取り掛かります。
それを調理時間を計算して、できるだけ早く提供できるようにします。
また同じテーブルのお客様には、同じタイミングで料理を提供しようとするわけです。
頭の中でそういう組み立てができるかどうかが問われます。
もちろん数々の料理の調理方法をマスターする必要もあります。
ラッシュ時はすごいですよ。
3分程度の間にオーダーが十件以上はいる事もあります。
感熱紙に印字されたオーダーが次から次へ流れてきます。
終わったオーダーは紙をちぎって捨てます。
が、ラッシュ時は一気に流れてくるので、終わってなくても途中でちぎらないと地面まで伸びていきます。
どこまで進めているのか、何をまだやっていないのか、覚えていなければパニックです。
ちなみに感熱紙なので水でぬれたりすると見えなくなったりします。
カオスです。
厨房は見えないところで超がんばってますよ。
でもクレームなんかも多いんですよね。
口に入れるものですし、食べたいのを待っていたりするので些細な事もクレームになりやすいのでしょう。
お客様に満足いただけるように十分なシフトを組めるかどうかがポイントになるはずです。
おかげさまで外食するときはだいぶ寛容になれると思います。
「相手の立場になって考える」の必要性を感じることができると思います。
郵便配達
繁忙期のみのアルバイトでした。
初めての経験は高校1年生の頃だったような気がしますが、書留の存在を初めて知りましたね。
お仕事するうえで住所と名字を覚える必要があります。
全てのお宅に郵便物が届いているわけではないので、覚えていれば必要なルートを組み立てて配達できます。
そのあたりを考えるのは面白かったですね。
大変だったのは「犬」位ですね。
放し飼いとかはやっぱり怖かったです。
他人からは犬の存在は結構怖いという事はご理解頂けると嬉しいです。
後は守秘義務というものも、ここで身に付きました。
業務で知りえた情報は他言してはいけません。
見ようと思わなくてもFromとToは見れてしまったりします。
そういうものを認識しないようにと思いながら、配達していきます。
どこで知った情報かなんて中々頭の中で整理しきれないので、気付かず口に出してしまわないか心配ですからね。
個人情報の扱い方を学ぶことができました。
家庭教師、塾講師
「勉強しなさいと言って勉強するほど単純ではない」
「信頼してもらえれば絶対成績は上がる」
「学生ってほんと大変」
なんて事もあげだせばきりがありません。
色々経験したわけですが、教訓として今回ご紹介したい点は、
「仕事というものはお客様の人生を変える」
という事でしょうか。
進路が変われば出会う人が変わります。
「良くも悪くも影響を受ける」のお話しにもつながります。
人は意識しなければ周りの人の平均に近づいていくと思っています。
出会った人によってさらに人生が変わります。
そういう意味でお客様に与える影響度というものを考えるアンテナはできましたね。
飲食業もお客様に与える影響は大きいでしょう。
当然ですが医療もお客様に与える影響は大きいです。
お仕事って大変ですよ。
だから面白くもあるわけですけどね。
ティーチングアシスタント
大学院になるとできるのですが、大学が募集している、大学の教授の授業のお手伝いです。
授業中のサポートと小テストやテストの採点した時間でお給料を頂けます。
正直それまでのアルバイトと比べると「おいしい」アルバイトだったと思います。
まず時給がいくらだったか忘れましたがそれなりにいただけます。
そして作業内容も私の場合は採点のみでしたので、好きな数学の解答を見てチェックするだけです。
大学院に進学したからできる仕事でした。
飲食店や郵便配達をしてきていたので、
「世の中こういう（楽な）仕事もあるのか」
と感じましたね。
もちろん、もっと楽にお金を稼いでいる人もいますけどね。
「楽だから良い」なんて決して思いませんが、選択肢は広がります。
その事実も再確認出来ましたので
「頑張ってきてよかったなー」
とは思いましたね。
終わりに
学ぼうと思えば色々学ぶことができます。
学ぼうと思わなければただの作業です。
お金を払って学びに行く時が来ると思います。
どうせならお金を貰いながら学んでしまえると良いと思います。
