楽しかった国家資格の受験の記事で勉強はどんな勉強も充実したもの、楽しいものになるという考えをご紹介しています。
ただしそのためには勉強で「成長」する必要があり、成長さえできれば楽しめるということも述べています。
そのあたりを少し解説したいと思います。
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ゴール地点の確認
成長する必要があるの成長とは、「できなかったことができるようになる」という意味で使っております。
つまり「できなかったこと」が「できるようになる」ことが、ゴールです。
これを目指していきます。
できなかったこと
まず「できなかったこと」が必要で、こちらの方が重要です。
先のリンクで「簡単な問題ばかり解いてもつまらなくなる」というのはこのためです。
新しい問題か応用問題等、適度に難しいと感じることができる問題が必要です。
できない問題を見つけたらチャンス
今自分にとって何が理解できていないのかをしっかり理解しましょう。
「こんな問題簡単」と思っている問題で間違えてしまうとやる気も失います。
自信を持つことは重要ですが、場合によっては自分が理解できていないという事を知ることからはじめましょう。
できない問題を見つけたときはできるようになるチャンスです!
大切なことはこれから先の自分が理解できているという事です。
そのためにはへりくだることが大切です。
間違えた原因の分析
演習問題を解いたときに間違えた問題があれば、真の原因が何か分析しましょう。
計算ミスと思っていても、ミスしやすいものに偏りがあれば、そこに理解が曖昧になっているものがある可能性があります。
符号のミスが多い場合、括弧の展開方法がしっかり身についていないことがあるかもしれません。
単元をさかのぼる
数学では特に単元ごとの繋がりがあります。
間違えた問題の間違った箇所はその前提となる単元である可能性があります。
単元の繋がりも意識して、真の原因となる「できなかったこと」を見定めましょう!
できるようになる
「できなかったこと」が明確になれば、後はそれをできるようになるればゴールです。
その説明をしっかりと読み込み、不明確な点があれば明確になるまで理解しましょう。
ポイントはこのしっかりと理解する事を妥協しないことです。
「絶対に正解できる」という自信を持ってから問題に挑戦しましょう。
中々理解できないときは単元を更にさかのぼる
「できるようになる」ことは、実は「できなかったこと」を見つけるよりも簡単であることが多いです。
集中して何度も読み返し、図等を活用して理解する事に専念しましょう。
「できるようになる」ことが難しいときは、前提とした「できなかったこと」よりも前で理解が浅くなってしまっていることが原因と考えてみましょう。
そして「できなかったこと」となる前提をもう一度確認してみましょう。
できなかったことを見つけるのが難しい
単元の繋がりを明確にして、さかのぼれるだけさかのぼることが重要だと思います。
夢を叶える塾で特別授業を推奨しているのはこのためです。
全範囲さかのぼりますし、単元のつながりを意識することもできるようになります。
補助ツールとして、単元の繋がりがわかる単元マップもご用意しております。
どこまでさかのぼれば良いかのお手伝い
自習のご様子を見させていただければ、今解いている問題が解けないときの原因を特定するお手伝いができます。
「できなかったこと」を「できるようになる」お手伝いができます。
高校生が中学生の単元にさかのぼることもありますが、さかのぼることで今の単元がわかるようになります。
「成長する勉強方法」を体験して頂き、いずれは生徒様ご自身でこの「成長する勉強方法」ができるようになって頂きます。
終わりに
例えば「一次関数の交点を求める問題」は「連立方程式」を解けることが前提になります。
「連立方程式」を解くためには「一次方程式」が解けることが前提になります。
「一次方程式」を解くためには、「文字と式」「正負の数」の四則演算を正しく理解でき計算できることが前提になります。
「できなかったこと」を見つけるために、どんどんさかのぼりましょう。
そうやってさかのぼり「一次関数の交点を求める問題」を解けるようになればそこまでしっかりと積みあがった土台を築けます。
逆にさかのぼることをやめてしまうと、「と一次関数の交点」の問題は解けなくなってしまいます。
今頑張って将来の自分に「一次関数の交点を求める問題」が解ける事をプレゼントすることができると、将来の自分は楽しく問題を解くことができます。