剰余の定理と因数定理を使った問題です。
基本問題
(1)を
で割った時の余りを求めなさい。
(2)は
を因数に持つ。
の値を求めなさい。
解き方
(1)は剰余の定理を使いましょう。
整式を
で割った時の余りは
になります。
(2)は因数定理を使いましょう。
整式が
を因数に持つとき、
になります。
解説
(1)を
で割った時の余りを求めなさい。
剰余の定理を使います。
に
を代入します。
剰余の定理より、余りは26です。
(2)は
を因数に持つ。
の値を求めなさい。
因数定理を使います。
因数定理よりが
を因数に持てば
となります。
の方程式
を解きます。
答えです。
終わりに
因数定理は因数分解で大活躍します。
因数定理の前段である剰余の定理は少し忘れられがちです。
中々強力な定理なので使いこなせると良いですね。