加法定理を使って三角比やなす角の値を求める問題です。
基本問題
(1)のとき、
を求めなさい。
(2)と
のなす角を求めなさい。
解き方
(1)は加法定理を使いますが、使うためにはが知りたいですね。
(2)2直線のなす角はの加法定理を使いましょう。
解説
(1)のとき、
を求めなさい。
は加法定理を使えば直ぐに答えが出そうですね。
材料となるを集めていきましょう。
は問題からわかります。
は
と所属する象限がわかればわかりますね。
ではを求めていきます。
より、
なので
も同様にして求めます。
より、
という点には注意しましょう。
では、加法定理を使って求めていきます。
すみません、あまりきれいな値になりませんでした。
(2)と
のなす角を求めなさい。
直線と軸で作る角
とすると、直線の傾き
は
で表すことができます。
と
軸がなす角を
としましょう。
となります。
となります。
と
軸がなす角
としましょう。
となります。
の角がわかりませんが、
ですね。
つまりという事になります。
なす角は鋭角かどうかわかりませんが、で求める事ができますね。
そこでの出番です。
今度は綺麗な値になりました。
気持ちいいですね。
という事でという事になります。
求める鋭角はですね。
なす角は2つ取れるという事に注意しましょう。
ちなみにという事にもなりまね。
終わりに
高い頻度で使っていくことになりますので間違えることは無くなると思います。
慣れるまでは符号に気をつけましょう。
また、角が
なのか
なのかは意識しておくようにしたいですね。
補足メモ
加法定理の応用問題考え中です。