特に国語の成績を良くするための何かというわけではありません。
ただ、役には立つかもしれません。
リーディングスキルテスト(RST)
先日、読解力に関する試験において、中高生のスコアの評価が報道されていました。
確かにこの文章問題でこの正答率はよろしくない現状だと思います。
興味のある方は検索してみてください。
私は報道で読んだだけなので正直なところ正しい評価がわかりません。
- 短い時間で回答しなければならず、良く読めなかった
- 従来と変わらないスコアだった
等かもしれません。
しかし、この文章問題と正答率を考えると、まともに文章で意思疎通が取れるのか不安があります。
意思疎通
会話の文章は文字にすると少し違和感があったりします。
ただ、意味は通じている事が多いと思います。
先のRSTの結果は正しく内容が伝わるように書かれた文章で理解する事ができていない事を示しています。
会話は正しい内容とは限らない文章でも理解できる事を意図して述べました。
※もちろん伝言ゲームで誤って伝わることもありますが
理解しやすいはずの文章が理解できず、理解しにくいはずの会話を理解できるのは何故でしょうか?
そこには2つの大きな理由があると思っています。
1つは視覚的な情報です。
確かにコミュニケーションでは多くの情報を視覚的な情報が補っていると聞きます。
身振り手振りや表情などですね。
もう1つは、聞き手が話を聴こうとする意志「傾聴」にあると思います。
相手の事を理解しようと思って聞いているから意思疎通ができるのでは無いでしょうか。
RSTも傾聴の力が試される?
文章を読んで理解しようと思うかどうかで、その結果は変わってくると思っています。
私は読書をしているとき、少し気がかりなことが頭をよぎると文章を理解する事が出来ません。
何度も読み返します。
しかし一度読み返し始めると中々文章を理解する事が出来ない事が多いです。
たぶん、理解しようとするあまり言葉の1つ1つを追ってしまっているからです。
文章として聴くことができていないのかなと思います。
国語にも使える?
国語の問題では文章を読みます。
- 作者の気持ち
- 登場人物の気持ち
- 読んでいる自分の気持ち
それぞれ入り乱れます。
あまり読んでいる自分の気持ちが問題になることは無いと思います。
前者2つは問題に出題されます。
作者や登場人物の声を聴こうとする力が問われます。
これもやはり理解しようと思って読んでいるかどうかが重要だと思います。
あまり役に立つかわかりませんが、普段から相手を理解しようとする気持ちを持って接し、
読書をするときも登場人物や作者の気持ちを理解しようと思って読んでみると良いのではないでしょうか。
終わりに
「僕と妻の1778話」が良いという話を聞いて読みました。
涙もろいものですから、終盤には号泣していました。
そして読んでいる中で「作者」や「登場人物」のそれぞれの気持ちがわからないと、面白くはないだろうなと思いました。
私が国語力に優れているとは思いませんが、国語力は文学作品を楽しむうえでも必要なものだと感じました。